産経新聞「健康ライフ」記事
(1) 高血圧予防法のサポートも
 わが国の高血圧患者は、約3200万人と推定されている。高血圧は自覚症状がなく、放置しておくと、やがて動脈硬化を促進し、脳血管障害・心疾患を引き起こす恐れがあり、予防のためにも普段から血圧コントロールは欠かせない。

 ガイドラインでも、130/85mmHg未満が正常血圧の目標とされているが、肝心なのは生活習慣病に陥る前に軽症の段階でリスクを減らすこと。高血圧はストレスなどで交感神経が緊張し、血管が狭くなったり、動脈硬化で血管の弾力が失われていく。正常化するポイントは、食事・運動・禁煙など生活習慣を改善することだが、まずは、肥満対策、減塩に努めるとともに、日常生活でも健康維持のサポート役として「特定保健用食品(トクホ)」の活用も勧めたい。

 例えば、杜仲(とちゅう)茶でも知られる「杜仲葉」には、ゲニポシド酸などの配糖体が含まれており、副交感神経を刺激して、抹消の動脈の筋肉をやわらげ、血管を広げて血圧を上げる作用がある。一方、体の重要な栄養成分アミノ酸の結合体「ペプチド」や食用のブナハリ茸エキスに含まれる成分「イソロイシルチロシン」も、血管を収縮させて血圧を上げるホルモン「アンジオテンシン2」を生成する酵素の働きを抑える作用があり、それら保健機能のある成分を含んだ幾多の食品が開発されている。
(2008年6月17日 産経新聞)
2008年11月更新