産経新聞「健康ライフ」記事
(5) 血中コレステロールを下げる食品も
 コレステロールは、細胞膜やホルモン、胆汁などをつくる不可欠な成分。よく悪玉のLDLコレステロール、善玉のHDLコレステロールといわれるが、LDLコレステロールは、動物性脂肪やコレステロールの多い食品を取り過ぎると血液中に長くとどまり分解がままならなくなって、血管壁にたまって動脈硬化のさまざまな要因となる。HDLコレステロールは、体内の余分なコレステロールを肝臓などに戻す働きがあるので数値が高い方がよいとされる。

 あきらかに脂質異常症の人には薬療法も必要だが、肉類の取り過ぎに注意してバランスのとれた食事と運動を心掛けることが肝心。海藻由来の水溶性食物繊維(低分子アルギン酸ナトリウムなど)は消化管内でコレステロールの吸収をしにくくするほか、大豆タンパク質などの成分は、コレステロールを吸着して排泄を促進したり、胆汁酸の排泄を促して血清コレステロールを下げる働きがある。

 コレステロールなどの脂質は、胆汁酸とミセル化(乳化)して溶ける状態になるが、植物ステロールエステル、植物性ステロールなどは、ミセル化させずに排泄する働きがある。
(2008年9月25日 産経新聞)
2008年11月更新