産経新聞「健康ライフ」記事
(2) 糖の吸収を抑える
 糖尿病は、高血圧と同様、自覚症状もないまま血糖値が高い状態が続くと、動脈硬化やさまざまな合併症を引き起こして、取り返しのつかないことになる。

 糖質は、エネルギー源としてなくてはならない物質だが、過食や早食いを繰り返すと、血糖値が急激に上昇し、本来、ブドウ糖の分解・吸収のシステムで、膵臓から分泌されるインスリンというホルモン分泌が正常に働かなくなり、かえって血糖値を上げることになる。それが慢性的に続くと糖尿病を発症することになる。

 従って、普段の生活でも、食事バランス、特に糖質の摂取に気をつけ、運動を心がけることが肝心だが、糖の吸収を抑えるなどの働きのある特定保健用食品を活用することも勧められる。中でも水溶性食物繊維は、不溶性のものと違って、ブドウ糖など各種栄養素の吸収を遅らせ、小腸で胆汁酸と結合しやすく血中コレステロールを低下させる作用がある。その1つ「難消化性デキストリン」は、腸管壁から血液中への糖質の移行を抑制する働きがあり、一方、定評のある成分ポリフェノールを基にした「グアバ葉ポリフェノール」も糖質分解の過程で消化酵素の働きを抑え、糖の消化吸収をおだやかにする。

 その他、でんぷんの消化吸収を抑える働きの「小麦アルブミン」や、やはり消化酵素の抑制作用がある「豆鼓エキス」などが挙げられる。
(2008年7月17日 産経新聞)
2008年11月更新