県特産大麦でGABA効果の高いクッキー [栃木]
2009年04月15日
栃木県産業振興センターなどが産学官連携で、県特産の二条大麦を利用し血圧を下げる予防効果があるとされる「GABA」を多く含む食品を研究開発した。第一弾として「大麦GABA(ギャバ)クッキー」が発売された。
県特産品を活用し食品開発
この商品は、県産業技術センター、県産業振興センター、宇都宮大学、地元の製粉業の笠原産業、洋菓子販売製造業の大麦工房ロアの5法人が、約2年かけて共同研究を行い製品化したもの。
GABA(ギャバ、γ-アミノ酪酸)は、玄米や大麦などに多く含まれるアミノ酸で、血管収縮作用のあるノルアドレナリンの分泌を抑えることで、血圧を低下させる効果があるとみられる。GABAを関与成分とする特定保健用食品(トクホ)が許可されており、「血圧が高めの方に適した食品」といった表示がされている。
国内で生産される麦は六条大麦と二条大麦が多く、二条大麦は粒が大きくビール麦や食用大麦にされる。栃木県はどちらも国内有数の生産地となっており、県などは特産品を活かした付加価値の高い食品の開発に取り組んでいた。県はGABA成分を多く含む二条大麦の品種開発にも取り組んでいる。
GABAは高温を加え焼き菓子などに加工すると失われてしまうため、焼成温度や焙煎する時間、素材を調整し、含有量が損なわれない製造技術を共同開発した。その結果、販売を始めた「大麦工房ロア」(足利市)によると、白米に発芽玄米を20%混ぜて炊いたご飯に比べ100g当りのギャバ含有量を12倍以上に高めるのに成功した。食物繊維も10倍以上含まれるという。
この事業は地域資源を活用した共同研究を支援する経済産業省の「地域資源活用型研究開発事業」に認定されており、研究テーマは「二条大麦を活用した抗メタボリック食品素材とその利用技術の開発」。研究開発費は初年度3000万円以内、2年度目2000万円以内となっている。
「大麦GABA(ギャバ)クッキー」 価格は130g入りで650円
大麦GABA(ギャバ)クッキー
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