アントシアニン茶品種に抗疲労作用
2009年01月19日
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の野菜茶業研究所は、抗疲労・ストレスを軽減する効果があるというアントシアニン茶品種の研究・開発をはじめる。九州大学、京都大学、日本製紙グループ本社、アサヒビールと産学官で連携し研究を行い、新品種や食品素材化の技術開発を目指す。
アントシアニンは、植物に含まれる紫色の色素。フラボノイドの一種で抗酸化物質として知られる。ブドウや、ブルーベリー、カシス、紫芋、あずきなどに含まれており、目の疲れを癒したり、目の健康を維持するはたらきがあるとみられている。ビタミンCと一緒にとると抗酸化作用が5倍になるという報告がある。
農研機構はこれまでの研究で、アントシアニン茶の品種が、ヒトを対象とした試験で眼精疲労、ストレス軽減効果をもっていることを確かめた。新たな研究では、野菜茶業研究所が開発しているアントシアニン茶系統を用いて、茶葉に含まれる機能性成分を研究し、今までにない新しいお茶を開発したいとしている。作用メカニズム、疲労・ストレスを定量的にはかるバイオマーカーを解明、安全性の評価や適正摂取量も調べる。
2002年国民栄養調査によると、日常生活でストレスを感じている人は81%に上る。疲労した状態が続くと、不眠、免疫機能低下、心疾患、脳血管障害、高血圧、脂質異常、高血糖などのリスクが高くなる。同研究所は抗疲労・ストレスの軽減に有用な食品の需要は高いとしている。
「抗疲労作用のある新規高アントシアニン茶品種育成と利用食品開発」プロジェクト
研究のイメージ
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
「抗疲労作用のある新規高アントシアニン茶品種育成と利用食品開発」プロジェクト
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