まいたけ抽出物からアレルギー予防などの有効成分
2008年12月09日
 「まいたけ」の抽出物からアレルギーや自己免疫疾患などの予防に有効な成分を特定し、特定保健用食品などの開発につなげる研究が始められる。まいたけ(舞茸)は、主に東北地方に自生するブナなどの根元に生え、栽培品も多く食用として利用されている。流通しているのは人工栽培物が主となる。

 この研究は、農業・食品産業技術総合研究機構・生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)の「民間実用化研究促進事業」平成20年度新規課題「まいたけ免疫制御成分の特定と機能性食品としての開発研究」に採択された。雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)が薬理活性成分の分離・精製を行い、構造解析・薬理研究を新潟薬科大学に委託する。

 まいたけに含まれるグルカンなどの多糖類が2型糖尿病の高血糖を改善する可能性を示唆した予備的な臨床試験や、「まいたけ抽出物」の成分にがん転移を抑える効果があるという報告が発表されており、さらなる科学的な実証が求められている。

 研究では、「まいたけ」の抽出物に含まれる免疫制御作用などを示す物質を特定し、効果や安定性に関する臨床試験も行う。量産技術を確立し、平成23年までに特定保健用食品(トクホ)および健康食品の開発を目指している。

「民間実用化研究促進事業」平成20年度新規採択課題の決定について(生物系特定産業技術研究支援センター)
(株)雪国まいたけ
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