個人輸入の「健康食品」、健康被害のおそれ
2008年11月21日
国民生活センターは、滋賀県の女性が今年8月、個人輸入した米国製のダイエット食品を利用して体調不良となったと発表した。
この食品「SOLO SLIM」を4日間飲み続けたところ、動悸や発汗が激しくなった。同センターが検査した結果、国内未承認の医薬品成分「シブトラミン」に似た「脱N―ジメチルシブトラミン」が検出された。
国民生活センターはこの食品に加え、日本で中国から個人輸入で購入きる健康食品「御秀堂??第3代養顔痩身カプセル」、「唯美OB蛋白痩身素第3代」を検査した。いずれも脱N-ジメチルシブトラミンを検出したほか、中国製の食品からはシブトラミンも検出した。
シブトラミンは、中枢性食欲抑制作用のある医薬品として、海外では承認されている例があるが、国内では承認されていない。血圧上昇、心拍数増加、頭痛、口渇、便秘、鼻炎などの副作用があることが知られている。脱N-メチルシブトラミンは、シブトラミンの主要活性代謝物のひとつで、シブトラミンと同様の作用がある。健康被害が発生するおそれがあるとして、厚生労働省などが注意情報を出している。
この健康食品は、ダイエット商品として複数の個人輸入の代行業者が扱い紹介されている。商品には「脱N―ジメチルシブトラミン」が含まれていることを表示していなかったという。
センターなどは個人輸入の健康食品について、医薬品成分の検出が多数報告されており、表示から判別することは困難なので、インターネットのサイトなどで安易に商品を購入しないよう呼びかけている。
国民生活センター
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