カテキン豊富のお茶 静岡県、県立大など共同開発
2008年11月19日
 静岡県や県立大学、静岡大学などは共同で、カテキンが豊富で飲みやすい茶飲料の研究開発事業に乗り出す。
苦味や渋味を抑え高付加価値化
 この事業「静岡発 世界を結ぶ新世代茶飲料と素材の開発」では、緑茶の作用成分を効率的に生成する方法の確立や、体内での代謝の解明、おいしく安全な飲料の製造方法の開発などを目的に、以下の研究に取り組む。

  1. 光技術を活用した機能性成分の体内挙動の解明に関する基盤研究
  2. 光とバイオを融合した機能性成分の増幅や効率的生産方法の開発に関する研究
  3. 食薬融合技術によるおいしく安全な茶飲料と素材の開発に関する研究

 県は「カテキンが豊富に含まれる緑茶は"コレステロールを低下させる"、"抗酸化作用がある"、"抗菌作用がある"など世界的に注目されている。カテキンの多いお茶は苦味が強く飲みにくいという欠点もある。この事業で光とバイオを活用した生産技術を確立し、苦味や渋味を抑え高付加価値化を目指す」と説明している。

 この事業は、文部科学省所管の科学技術振興機構が地域の科学技術を振興するために実施する「地域結集型研究開発プログラム」に選ばれ、年間約2億円、5年間で10億円以上の事業費が支給される。

 県工業技術研究所(静岡市葵区)を中心に、県立大学の食品栄養科学部や薬学部、静岡大学の農学部、地域の企業など産学官連携で取り組む。この協力体制に、県立大学や静岡大学が立地する日本平、有度山丘陵にちなんで「フーズ・サイエンスヒルズ」という愛称を付けた。

 事業開始は来年1月の予定で、5年間で商品化を目指す。

静岡県
  産業部 お茶室
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