ルチンが100倍の「ダッタンソバ」 新種を産学連携で開発
2008年04月04日
 長野県伊那市、信州大学農学部、画像検査装置メーカーのタカノは、「ダッタンソバ(韃靼蕎麦)」の3新品種を登録したと発表した。

 ソバには「ルチン」が豊富に含まれる。ルチンは、ケルセチンと二糖類のルチノースからなるフラボノイドで、毛細血管の透過性を抑える作用があることから「高血圧を改善する」、「毛細血管を強化する」などといわれている。ダッタンソバには、ルチンが普通のソバのおよそ100倍含まれることから、健康食品・機能性食品として利用が期待されている。

 今回発表された新品種は、井上直人・信州大学農学部教授(作物学)らとタカノが産学連携研究で原種を開発した。栽培は伊那市内の生産者、加工・販売はタカノが受けもつ。「ブランド化につなげ、伊那市中部地方の農業振興に役立てたい」としている。

 ダッタンソバは、国内では中国からの輸入品が多く、生産現場が確認できる安全性の高い国産ダッタンソバが求められていた。新品種は7月中旬から10月下旬まで栽培できる日本初の中生種で、収量性も高く、獣害も少ない。同一単位面積当たりで普通のそばの約2倍を収穫できるという。

伊那市
信州大学農学部
タカノ(株)

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